2011年、新年のごあいさつ

 あけましておめでとうございます。大阪府民ならびに東淀川区民の皆さまにおかれましては、新しい2011年の年賀の幕開けを、清々しくお迎えのこととお慶び申し上げます。 旧年中は大変お世話になりました。厚く御礼を申し上げます。現在は総務常任委員会に所属し、府政に関わる諸課題につきまして委員会にて議会活動をさせていただいております。昨年は、充実した一年でありました。 府議会の任期満了まで、さらに身を引き締め、皆様とともに進んでまいりたいと思いますので、変わらぬご支援の程、なにとぞよろしくお願いを申し上げます。

 さて、本年の4月には統一地方選挙があります。新年を迎えるにあたり、政治家としての原点を再度見つめ直してみたいと思いました。議会の場は、決して我々の願望や野望を遂げるための場ではありません。 政治家としての夢が大きくなればなるほど、それを実現するには少しずつ賛同者を増やして、自分の夢を支持する人を多数にしていくことしかありえません。そして、自分の考え方以外は認めないという政治姿勢は決してしてはならないことです。 これが議会制民主主義における鉄則、王道です。私はこのことを信じて疑いませんし、政治や統治の要諦は「信なくんば立たず」、これにつきると考えます。

 そして、大阪府議会と大阪府議会議員の責任と使命は、大きな権限と権力、具体的には予算編成権と人事権をもつ知事に対して、その権力の暴走と乱用を止め、政策が逸脱した場合には、軌道修正を行うことにあります。 それが議会の行政に対するチェック機能の本質であり、是々非々ということでもあります。つまり、橋下府政の府民にとって良き政策、言動に対しては素直に評価し、悪しき点は、厳しく指摘、軌道修正を断固として行うことです。 この考えは、昨年の新年のご挨拶にても宣言をさせていただきましたし、今もこの信念に変わりはありません。

 この大阪を再生させるためには、行過ぎた中央集権という「国のかたち」から、地方分権へと「国のかたち」を変えていくことが必要であります。その地方分権のあるべき姿としては、国から府県へ、府県から市町村へ権限と財源を移していくことによって、 その地に住んでいる人々が「税金が無駄に使われていないか」、「納めた税金が何に使われたのか」、「納得できる税金の使い道はどのようなものか」などを納税者自身が見ることができるものだと思います。

 昨今、「大阪都」にすれば、大阪の抱える全ての問題は解決するかのごとくの話が盛んに言われたりしておりますが、全く同意できません。なぜならば、大阪市を解体し大阪都にすれば、我々から行政がますます遠ざかり、税金の使われ方がさらに見えにくくなります。また東淀川区は無くなり、今まで積み重ねてきた地域の「人と人との繋がり」がボロボロに壊されてしまうからです。現時点で私の考える区民にとっての「大阪のかたち」とは到底思えません。 またそれは大阪府や大阪市が解決しなければならない本当の課題から、納税者の目をそらし、ことの本質を矮小化させてしまうことにもなります。

 「政治屋は次の選挙を考える 政治家は次の時代を考える」。ジェームス・ポール・クラークという米国の約100年前の時代に生きた政治家の言葉です。この言葉を胸に秘めながら、私は政治家として次の時代を見据え、力強い大阪を復活させるために努力する決意です。皆さまには旧年中のご厚情に深謝申し上げますとともに、本年もご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げ、新春のご挨拶とさせていただきます。皆さまにとりまして、健やかで楽しい一年でありますことを祈念申し上げます。


大阪府議会議員
西川弘城

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